質問

ラジコンサーキットに通っていると、常連さんがいろんなアドバイスをしてくれます。本当に助かっています。

でも、たまに困ったことがおきます。例えばAさんは「リヤのバネを柔らかくした方が良いよ。」と教えてくれましたが、Bさんは「リヤのバネを固くした方が良いよ。」という感じで教えてくれる人によって、正反対のことを言われることがよくあります。

こんな時はどうすれば良いでしょうか?

回答

これは全国のサーキットあるあるです(笑)

本当に困りますよね(笑)

人によって正反対のことを言うのは本当に良くありまして、どうしてこんな事になるかという理由は複数あるので理由は後でお伝えするとして、まずは、こんな時どうすれば良いかというのを先にお伝えします。

答えは、「両方試して、自分に合った方を採用する。」です。

この「一度、自分で試す」というのがすごく大切で、自分で試すことで「リヤのバネを柔らかくした時は、ラジコンカーの動きがこうなった。固くしたときはこうなった。」というのを覚えることができます。そして、この経験の積み重ねがセッティング技術の向上につながります。

更に、両方試すことで自分にとってはAさんのアドバイスが合っているのか、Bさんのアドバイスが合っているのかが分かるようになるので将来どちらのアドバイスを採用すればよいかの判断にもなります。

意見を採用しなかった方に気を遣うかもしれませんが、「すいません。実際に試してみたのですが、自分にはあまり合わなかったです。」って伝えれば大丈夫です。

NSスピードウェイには、それで怒る人はいませんので安心してください。

どうして、人によって正反対のことを言うの?

これは本当にいろんな理由があります。

  1. ラジコンのセッティングというのは、めちゃくちゃ複雑で答えが1つではないから
  2. 人によって感覚が違うから(その人の主観で曲がる曲がらないの感覚が違う)
  3. 人によってラジコンの動きの好みが違うから(コーナー前半で曲がるのが好きな人、後半曲がるのが好きな人など)
  4. その他いろんな事情

つまり、どちらかが正しくて、どちらかが間違っているという訳ではないんです。

それぞれの人が自分の好みと理論を持っていて、こんな時は「リヤのバネを柔らかくした方が良い。」と考える人もいれば、「リヤのバネを固くした方が良い。」と考える人がいます。

その結果として、AさんとBさんが正反対のアドバイスするということが良くあるわけです。

では、どうしたら良い?

では、どうしたら良いかと言うと、上でも回答したとおり、まずは両方試してみましょう!そして、自分が操作しやすいと思った方やタイムが上がった方を採用すると良いです。

これを繰り返していると、セッティングを覚えることができますし、誰のアドバイスが自分に合っているかが分かってきますので、今後困ったときはその人にアドバイスを求めるようにしましょう!

このように、絶対的な正解がないのがラジコンの難しいところでもあり、楽しいところでもあるので、あまり悩まずにいろいろ試してラジコンライフを楽しみましょう!

教えてくれている人はレースで結果を出している?

上の両方試すというのが一番大事なのは間違いないのですが、それでも次々と色んな人がアドバイスしてくるとき、本当にどうしたら良いか混乱しますよね?

そこで、判断基準を分かりやすくするために、今から思い切ったことを言います。

ところで、その教えてくれている人はレースで結果を出していますか?具体的にはレースで上位に入っていますか?

NSスピードウェイでは月例レースを行っています。予選タイムの良い順に上位からAメイン、Bメイン、Cメインとグループ分けされてそのグループで決勝レースを行います。

複数の人がアドバイスをしてくれて、それが正反対のアドバイスだったとします。そしてアドバイスをくれた人の過去のレース結果を見るとAさんはいつもAメインの上位に入っていて優勝争いをして、Bさんの結果を見るとBメインやCメインだったとします。

どちらのアドバイスの方が説得力ありますか?これなら分かりやすいですよね。

NSスピードウェイの常連さん紹介