Mシャーシの夏用タイヤと言えば、「60D ファイバーモールドタイヤ タイプB」で決まりですが、すごく大切なことがあります!(60D ファイバーモールドタイヤ タイプBは、名前が長いので、以下「Bタイヤ」と表記)

この知識があるかどうかで、1周のベストラップが0.6秒も変わるので、レースで勝ちたい場合はぜひ実践しましょう!

買ったタイヤは同じ袋に入っていたタイヤをセットとして使う

同じBタイヤでも袋ごとにグリップ力に個体差があります。タイヤがお店で売っている状態で、袋Aに入っているタイヤと袋Bに入っているタイヤのグリップ力が違うんです。

タイヤを2袋買ってきて袋Aと袋Bをごちゃまぜにしちゃうと、どんなにセッティングをしてもまともに走りません。

なので、同じ袋に入っているタイヤは必ずセットで管理して、同じ袋のタイヤをフロントに付けて、別の袋のタイヤをリヤに付ける。これをまずは徹底しましょう!

上の画像は、www.honne-tatemae.infoより引用

そして実際に走ってみよう!

実際に走ってみると、こんな症状になることがあります。と言うか、ほぼなります(笑)

リヤが滑ってクルクル~

これはめちゃくちゃ良くある症状です。こんな状態だと上級者でもまともに走れません!

そんな時は、前後のタイヤを入れ替えてみましょう!

この症状になるときの多くは、リヤ側にグリップ力の弱い袋のタイヤがついていて、フロント側にリヤよりもグリップ力が強いタイヤが付いています。
なので、前後を入れ替えるとあら不思議。普通に走れるようになっちゃいます。

ドアンダーで曲がらない~

次に良くなる症状が「全然曲がらない」というものです。リヤが安定しすぎて曲がりが弱く、全くタイムが出ない状況がこれです。

これはリヤに付いているタイヤとフロントに付いているタイヤのグリップ力に差があるときに起きる症状で、これもまぁまぁよく見る状況です。

Bタイヤの袋ごとのグリップ力の差は、およそ5段階あるので、前後のグリップ力の差が3段階以上ある場合は、だいたいドアンダーになります。
なので、そんな時は別のBタイヤを買ってきて、前後バランスの良い組み合わせを探すという作業をすると改善できます。

運悪く、新しく買ってきた袋のグリップ力が、もともと持っていたタイヤと同じランクの場合は改善できないので、また別のBタイヤを買う必要があるので、そこは注意が必要です。

良い組み合わせが見つかったら、レースに向けて保管しよう!

良い組み合わせが見つかって、良いタイムが出たらまずは喜びましょう!
そして、次の瞬間、そのタイヤをレースに向けて保管しましょう!

タイヤと言うのは悲しいかな走れば走るほど劣化していきます。

せっかく究極の組み合わせが見つかっても、良いタイムが出るからと言って走り続けると劣化してタイムがで無くなったり、最後は破れたりします。(Bタイヤは比較的寿命が長いけど、過信は禁物!)

なので、良い組み合わせが見つかったらレースに向けて保管して、練習用にある程度走る組み合わせを見つけて、それで練習すると良いです。

他にもBタイヤに関する細かいノウハウがたくさんある!

NSスピードウェイで走る場合、Bタイヤのインナーは「ハード」を選ぶと良いことが多いです。

他にも細かいノウハウはありますが、症状によってパターンがたくさんあるので書ききれない部分があります。

なので、困ったら常連さん(特にAメイン上位陣)を捕まえて根掘り葉掘り聞いてみましょう!

袋ごとのグリップの違いについて詳しく書かれた記事がある

Mシャーシのタイヤの袋ごとのグリップの違いについて、こちらのサイトが詳しく解説していますのでこちらも参考にしてください。